元パンクラス王者・三浦広光が急性白血病で死去、ボクシングで日本1位、最後の試合はBreakingDown
元ウェルター級キング・オブ・パンクラシストで、元プロボクシング日本スーパーミドル級三浦広光が10月26日、死去していたことが5日、分かった。本人のSNSを通じ家族が発表した。急性白血病で闘病中で、43歳だった。最後の試合は21年のBreakingDownで元幕内に勝利していた。 【フォト】三浦が豪快パウンドでKOの勇姿、BDでは元幕内に勝利 5日に本人のSNSを通じ「三浦広光に関しての大切なご報告」として家族一同と所属のSAMURAI SWORDが「9月中旬に急性白血病が発覚し闘病中でしたが去る令和6年10月26日に43歳で急逝いたしました」と報告した。 続いて「本来であれば早くお知らせ申し上げるべきところご通知が遅れましたことを深くお詫び申し上げます。葬儀につきましては誠に勝手ながら近親者のみで執り行いました。ここに謹んでお知らせ申し上げますとともに故人が生前中に賜りましたご厚誼に心より御礼申し上げます」とした。 三浦は柔道出身で、正力杯ベスト8、全日本コンバットレスリング選手権や全日本サンボでは優勝の実績を持つ。 2004年7月に総合格闘技でプロデビュー後、2010年4月にプロボクシングへ転向。ボクシングでは9戦無敗(4KO)のまま日本スーパーミドル級1位となり、OPBF東洋太平洋同級タイトル挑戦まで上り詰めた。 2015年に11月にパンクラスでMMAに復帰し、4連勝で村山暁洋を破ってウェルター級王座を獲得する快進撃を見せたが、17年7月に阿部大知に敗北し王座を手放した。同年10月にレッツ豪太と対戦し、1Rパウンド連打でTKO勝利。 そして21年6月の前戦では、菊入正行にTKO負けしていた。MMA戦績は13勝(9KO)8敗。 21年9月には『BreakingDown Vol.2』に出場し、元幕内時津海・坂本正博に勝利していた。マイクでは朝倉未来にも対戦要求しており、朝倉も「おもしろいかもしれないですね」とコメントしていた。 同年12月、パンクラスで引退式を行っていた。