国指定重文・仁王門の格子、削り取られる 袋井・法多山尊永寺 住職「非常に悲しい」
袋井市豊沢の法多山尊永寺は1日、同寺の仁王門(国指定重要文化財)の格子の一部が削り取られたと袋井署に届けた。同署は器物損壊事件として捜査している。 同署と同寺によると、削り取られたのは、仁王像を囲うための5センチ四方の角材1本。角材の根元が削られていた。大谷純応住職が4月30日午前11時ごろ発見した。同署が付近の防犯カメラの映像などを調べている。 大谷住職は「目的は分からないが、後世に継承すべき歴史的な建築物を傷つけられ、非常に悲しい。寺としても見回りを強化していく」と述べた。 仁王門は1640年に建立された。国の重要文化財に指定されている。
静岡新聞社