京都工学院が3回戦進出 山口良治総監督「逆転されるんじゃないかとヒヤヒヤ」
第104回全国高校ラグビー2回戦(30日、京都工学院15-7中部大春日丘、花園Ⅲ)優勝4度の伏見工を前身とし、9大会ぶり21度目、2016年の校名変更後では初出場の京都工学院はBシードの中部大春日丘(愛知)に15-7で競り勝ち。伏見工ラグビー部を全国区に育て上げた〝泣き虫先生〟山口良治総監督(81)はスタンドで勝利を見届けた。 「やっと目標のシード校を倒すことができて喜んでいる。逆転されるんじゃないかとヒヤヒヤしたけど、よく辛抱した」と笑顔。3回戦に進出し、元日を花園で迎えることが決まり「(花園で)年を越せるのは本当にうれしい」とうなずいた。 1回戦後には大島淳史監督から電話があったことを明かし、「彼は優勝したとき(2000年度)のキャプテンでもあるし、厳しい試合を経験している。しっかりと(選手に言葉を)伝えてくれていると思う」と信頼を口にし、「どこと当たっても強い力のあるチームばかりですから、ひとつでも多く勝利を掲げてほしい」とエールを送った。