【大学野球】攻守でアピールの早大遊撃手・山県秀が意識の高さを感じた4時15分集合
侍ジャパン大学日本代表選考合宿の2日目が23日、神奈川・バッティングパレス相石スタジアムひらつかで行われた。 早大から参加している山県秀遊撃手(4年=早大学院)は攻守にわたり存在感を放った。前日(22日)の紅白戦で二塁打を含む2安打。「たまたまヒットが出たが、自分らしいバッティングができた。変えずにやっていけたら」と振り返った。 この日はシートノックで自慢の守備を披露。全国から集まった精鋭たちのプレーも見て「1個見るたびにうまいな、とか言ってます」と感心。山県の他に遊撃手として神奈川大・庄子雄大(4年=横浜)、城西大・松川玲央(3年=関西)の2選手が選考合宿に参加しているが「それぞれ守備のうまさがある。庄子くんだったら丁寧で投げ方がすごくきれい。松川くんも野性的で足が速くて肩も強いので。羨ましいなと思った」と研究熱心な一面を見せる。 周囲の意識の高さを早朝のミーティングで感じていた。この日はタフさが求められる国際大会に向け、早朝4時15分に集合がかかった。山県は「3時55分くらいに出て4時ちょっと過ぎに着いたんですよ。そしたら半分以上いて。い過ぎじゃん!みたいな」と驚いていた。 合宿は24日で終了し練習後にメンバーが発表される。「高いレベルでやらせてもらってすごく楽しい。今までに経験したことない」と初めての選考合宿を心から楽しむ山県は、代表メンバー奪取に向け最終日もアピールを続ける。(臼井 恭香)
報知新聞社