1月スタートのおすすめ展覧会16選:今津景、パウル・クレー、恵比寿映像祭、古代エジプト展など【2025年版】
【東京】「瑞祥のかたち」(皇居三の丸尚蔵館)
新しい年の到来を喜び、人生の節目に幸福を願う気持ちは、古くから様々な造形に託されてきた。本展では、古代中国で不老不死の仙人が住むと考えられた蓬莱山(ほうらいさん)や、日本で吉祥図として描かれた縁起物を始め、めでたいことの訪れを告げる「瑞祥(ずいしょう)」の造形美を紹介する。吉祥の象徴に込められた美しさと意味を、この機会にぜひ堪能してほしい。 会場:皇居三の丸尚蔵館 会期:1月4日~3月2日
【東京】「今津景 タナ・アイル」(東京オペラシティ アートギャラリー)
インターネットやデジタルアーカイヴといったメディアから採取した画像を、コンピュータ・アプリケーションで加工を施しながら構成、その下図をもとにキャンバスに油彩で描く手法で作品を制作する今津景。今津は2017年にインドネシアのバンドンに制作・生活の拠点を移し、近年の作品は、インドネシアの都市開発や環境汚染といった事象に対するリサーチをベースにしたものへと移行している。タイトルにある「タナ・アイル」とは、インドネシア語で「タナ(Tanah)」が「土」、「アイル(Air)」が「水」を指し、二つの言葉を合わせると故郷を意味する言葉になる。作家初の大規模個展。 会場:東京オペラシティ アートギャラリー 会期:1月11日~3月23日
【東京】「生誕135年 愛しのマン・レイ」(東京富士美術館)
画家、写真家、オブジェ作家など、多彩な顔をもったマン・レイ(1890~76)は陽気で憎めない人柄でも多くの人々に愛された。本展では、東京富士美術館所蔵品に加え、マン・レイ研究の第一人者である石原輝雄のコレクションと膨大な周辺資料を中心に、マン・レイの足跡を追いつつ、彼の愛すべき人間性に迫る。 会場:東京富士美術館 会期:1月11日~3月23日
【東京】「SKY GALLERY EXHIBITION SERIES vol.8『PARADISCAPE』異彩を放つ作家たちが描くせかい」(SKY GALLERY)
ヘラルボニーが贈る本展は、異彩を放つ作家たちとSHIBUYA SKYがコラボレーションし、多様な視点でとらえられた「生命の輝き」を再構築する試みである。「PARADISCAPE」と題された空間は、都会の景色と生命が共鳴する理想郷を目指し、訪れる人々に「生命」と「世界」への新たな気づきをもたらす。さらに、「SKY GALLERY EXHIBITION SERIES」の一環として、SHIBUYA SKYの体験を元に制作した新作も披露される。 会場:SKY GALLERY 会期:1月16日~3月31日