梅雨の体調不良「気象病」かも、頭痛・めまい・肩こり・倦怠感など…対策は?【Nスタ解説】
歴史・時代小説家 今村翔吾さん: 確かに、雨が降っていたら若干頭痛いなとかはありますけど、気のせいなのか、本当にそうなのかの区別があまりわからないのも難しいですよね。 井上キャスター: 線引きが難しいですけど、どこから受診したら良いでしょうか? 佐藤医師: まずは1か月間で良いので、自分の体調・天気の変化を日記につけていただくと良いです。自分の体調が、天気が崩れるタイミングで体調が悪くなってくるということでしたら、天気の影響があるかもしれないので、それをきっかけに受診していただくといいと思います。 ■“気象病”には「汗をかく」「血行を良くする」 熊崎風斗キャスター: 気象病の対策は… 「汗をかく」(運動やぬるめのお風呂につかる) 「血行をよくする」(同じ姿勢を長時間続けない)ことが大事だということです。 ずっと座りっぱなしではなく、30分に1回くらいストレッチをしてみるだけでもかなり改善するようにはなるということでした。 ホランキャスター: 医療機関では、他にどんな対処法を提案していますか? 佐藤医師: 内耳の影響が大きいということなので、内耳が敏感な人だということがわかれば、めまいのお薬を飲んでいただいたり、あるいは離水剤と言われる、漢方薬などを使った体のむくみなどをとっていくと良い場合が多いです。 井上キャスター: 今、梅雨の時期の体調不良ということで取り上げていますが、年間通してある程度こういうことが起きうるということですか? 佐藤医師: そうですね。季節柄、3月~7月ぐらいまでかなり多いですが、やはり台風のシーズンもありますし、秋口や冬でも最近は天気が非常に変わるので、四季を通して調子が悪いという人もやはりいるようです。 今村さん: 先ほど女性のほうが多いという話がありましたが、確かに江戸時代ぐらいから女性特有の症状があるという記述はありますね。今で言うと差別的な言葉になるかもしれませんが、そういうのが医学書とかに残ってるので、女性特有のみたいなことが関係しているのかもしれないですね。 ========== <プロフィール> 佐藤純さん 愛知医科大学病院 医師 30数年にわたり気象と痛み・自律神経との関係を研究 今村翔吾 さん 「塞王の楯」で第166回直木賞 受賞 歴史・時代小説家 30歳までダンス講師
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