台風の湿った空気で蒸し暑い近畿。片平敦さん「熱中症に注意を」/大阪
台風8号の湿った空気の影響で、9日の大阪市内は前日に引き続き蒸し暑い朝を迎えた。同日の大阪市の最低気温は25.8度で、今年初めての熱帯夜だったという。近畿地方では、同日の最高気温が35度を超えるところもありそうで、大阪市内でも午前11時までに最高気温も32.4度を観測するなど、熱中症への注意が必要だ。 晴れてるのに虹?と大阪で多数ツイート。片平敦さん「これは水平環」 関西テレビ「スーパーニュースANCHOR」でおなじみの気象予報士、片平敦さん(ウェザーマップ所属)によると、台風の東側を北上し熱帯生まれの湿った空気が流れ込んできていて、近畿でも朝からかなり蒸し暑くなり、最高気温が35度以上になるところもありそうだという。
片平さん「体に熱がこもりやすい気象状況」
片平さんは「湿気が多く、汗が蒸発しにくいため、体に熱がこもりやすい気象状況ですから、熱中症には細心の注意が必要になります。こまめな水分補給を心がけるなど、くれぐれもお気をつけください。また、台風が金曜にかけて近畿にもさらに接近するおそれがあるため、今後の台風情報にも引き続きご注意ください」などと話している。 そんな暑さの中、大阪市北区の御堂筋沿いでは、色鮮やかな「矮性サルスベリ」が通りすがりの人たちの目を楽しませている。近くを通りかかった飲食店勤務の女性は「雨は降らへんけど、きょうも暑すぎる。うちの店では『ざるそば』がたくさん出るやろな」などと話していた。