2ヵ月半で2回感染も 夏がピークの「手足口病」が秋に再び“流行” 35都府県で警報レベルに 感染を防ぐ方法は?
2024年7月に一度ピークを迎えた「手足口病」の患者数が、再び増加傾向となっています。 専門家によりますと、患者数は10月いっぱい高止まりする見通しで、今後も注意が必要だということです。 【画像5枚】2ヵ月半で2回感染も 「手足口病」の感染を防ぐには
夏がピークの「手足口病」が再び流行 理由は“暑さ”
子どもを中心に感染する「手足口病」。 基本的には夏に流行する病気で、感染すると手足や口の中などに2~3ミリの水疱性発疹などの症状があらわれます。 国立感染症研究所がまとめた「手足口病」の定点当たりの患者の報告数を見ますと、7月のピーク以降 減少傾向となったものの8月中旬ごろから再び増加。 直近の9月16日から1週間の報告数は7.77人となっていて、この数は去年の同じ時期のおよそ6倍に。全国35都府県で警報レベルとなっています。 これに対し「柏みんなクリニック」の石川携院長は、夏以降も続く“暑さ”が原因だとしています。 「柏みんなクリニック」石川携院長 「『手足口病』は暑いところが好きなウイルスなので、一度夏に流行した型は終息に向かっていますが、今年はまだ暑い日が続いていることから2度目の流行に繋がっていると思われます。」 石川院長によりますと、例年 夏に流行したウイルスは免疫の獲得や気温の低下とともに減少するものの、今年は秋になっても暑い日が続いたことから新たなウイルスが拡大。 再び感染が増加しているといいます。 2024年7月に続き、1歳の娘が先週「手足口病」と診断された母親は「もう流行は終わったと思っていたのでビックリしました」と語ります。 「手足口病」の感染者数は10月いっぱい高止まりする見通しで、今後も注意が必要だということです。 また、「手足口病」のウイルスは、症状がなくなった後も2~4週間は感染を広める可能性があるため、感染拡大を防ぐことが重要だといいます。 その方法として①トイレを使用した際にはフタをしめて水を流す ②他人とタオルを共有しないといった対策が有効だということです。
めざましテレビ