【一生モノの腕時計】セイコー クレドール誕生50周年記念。ジェラルド・ジェンタがデザインした「クレドール ロコモティブ」が復活!
セイコー(SEIKO)の高級ドレスウォッチブランド「クレドール(CREDOR)」。2024年8月9日(金)、ブランド誕生50周年を記念し、限定モデル「ロコモティブ(Locomotive)」を発売する。 この限定モデルは、クレドールの歴史を代表するモデルの一つである「クレドール ロコモティブ」を復活させたもの。 オリジナルモデルを手掛けたのは時計デザイナーのジェラルド・ジェンタ氏。時計史に残るさまざまな傑作モデルを生み出し、前衛的で多彩なデザインから「時計界のピカソ」と称された人物だ。 「ロコモティブ」を復活させるにあたり、大切にしたのはジェンタ氏への敬意。オリジナルモデル開発時に、ジェンタ氏が描いていた1枚のスケッチから彼の想いを汲み取り、当時実現できなかったスケッチの詳細なデザインを再現した。 【写真】セイコー クレドール誕生50周年記念。「クレドール ロコモティブ」のバリエーション画像をもっと見る
ジェンダ氏の想いが反映された唯一無二のデザイン
蒸気機関車からインスパイアされた、グレーがかった黒色のダイヤルには、機関車から吹き出す蒸気のような繊細なパターンを施し、見る角度や光の入り方によってさまざまな表情を見せる美しいフェイスに仕上がった。 また、六角形のケースやベゼルは、機関車をモチーフにしており、6本のねじは長期的な使用に適した機能ねじを採用。12時位置のインデックスは、スケッチのとおり1本から2本へと変更している。 りゅうずの位置もスケッチに忠実に、ちょうど4時位置に合うよう調整。快適な装着を叶えるためにケースとブレスレットには、ステンレススチールよりも軽く錆びにくいブライトチタンを採用した。高度な技術で作られたブライトチタンのブレスレットは、耐久力が高いのも魅力の一つ。
機能をアップデート
ジェンタ氏の大胆なデザインコードはそのままに、現代の技術によって機能のアップデートを加えているのも見逃せない。搭載されるムーブメントは、メカニカルムーブメント「キャリバーCR01」。薄型の3針メカニカルムーブメントに仕上げたことで、クオーツムーブメントを搭載したオリジナルモデルと同様に、厚さ9mm以下のエレガントなフォルムを維持している。 ジェンタ氏の寡婦であり、ビジネスパートナーでもあるイヴリン・ジェンタ氏は、限定モデルについて次のように語っている。「亡き夫は、常にアジアの国や文化に親しんでおり、何度も日本を訪れる中で、その文化、特に職人たちの技を極めようとする姿勢、細部へのこだわり、一目置かれる高度な技術を愛し、セイコーのために働けることを光栄に思っていました。そんな彼ですから、この作品が蘇ることを知ったら、きっと喜ぶと思います」。