日本の農業は「伝統と未来を両立できるいいポジション」 国連機関のベクドル事務局次長が日本の技術に期待
「最近増えてきているのは危機のあった地域への緊急支援です。市場関係や解析、データの標準化といった技術的な分野の予算も増えており、さまざまな需要を見て、バランスを取っていきます」 × × × ベクドル氏は11月12日から18日まで日本に滞在し、日本の食料・農業を巡る最先端研究や、FAOが認定した「世界農業遺産」の滋賀県琵琶湖地域を視察した。 FAOは食料と農林水産分野の国連の専門機関で、本部をローマに置く。準加盟を含め196カ国と欧州連合(EU)が加盟している。世界経済の発展と人類の飢餓からの解放を目指し、食料に関する情報収集や調査・分析、途上国への技術協力などを行っている。