【インド】エアインディア、南部で大型MRO施設着工
インドの財閥タタ・グループ傘下の航空会社エア・インディアは4日、南部ベンガルール(バンガロール)のケンペゴウダ国際空港で、大規模整備・修理・分解点検(MRO)施設を着工したと発表した。 発表資料によると、空港内の35エーカー(約14ヘクタール)の用地に、ワイドボディー機とナローボディー機を同時に収容できる大型格納庫などを設置する。完成後はエンジニア1,200人超の雇用が生まれる見通し。 エア・インディアが機体の近代化や国際線の拡充を進める中で、同社グループの航空各社にとって南部の重要な保守・整備拠点となる見込みだ。 同社は先に、カルナタカ州政府とMRO施設の設置に関して覚書を締結し、シンガポール航空の航空機整備子会社SIAエンジニアリングと整備拠点の開発で戦略的提携を結んでいた。 エア・インディアは併せて、2025年に航空機の保守・エンジニアリング人材の育成に向けた訓練施設をベンガルールに設置する計画も明らかにした。