有村藍里「いつのまにか“髪”が私の個性に…髪型に囚われすぎていた話」
いつのまにか私の個性になっていた「髪」
こんにちは、有村藍里です。 気がついている方もいらっしゃるかと思いますが、実は最近髪の毛を伸ばしています。 【写真】黒髪ロングの頃、そしてボブの頃…髪型でイメージが変わる有村藍里の写真を見る! 昔から私のことを知ってくださっている方は、黒髪のロングヘアのイメージが強いと思いますが、ここ数年はずっとボブヘアで過ごしていました。 最近はSNSに写真を載せる度に「髪伸びたね!」と言っていただくことが多くなりました。 私は、16歳で芸能事務所に入り、ポートレートモデルデビューをしてからしばらくして、自分は特別なものを何も持っていないんだと気づきました。周りのモデルさんたちには個性や特徴があるけれど、自分にはない。 特段にスタイルやヴィジュアルが良いわけでもない、特技もない、話すのも得意じゃない。特別なものなんて何も持っていない。その時に唯一持っていたのは“若さ”だけだったかもしれません。
どうしたら自分のファンになってもらえるのだろうと考えてみたところ、まずは「覚えてもらうこと」から始めようと思いました。 そのためには見た目の特徴を自分で作ってみればどうだろうかと思い、髪を伸ばして黒髪の腰まで届くくらいのロングヘアにしました。 黒髪ロングだった時は「髪がすごく長い子だ!」と記憶してもらっていた気がします。長い髪をきっかけに興味を持ってもらえることが多々ありました。しかし、綺麗なロングヘアを保つのは本当に大変でした。毎日のお風呂でのお手入れ、ドライヤーで髪を乾かすのに30分以上かかるし、寝る時も絡まるので気をつけないといけなかったり……。 しかしそれでもそのスタイルを突き通していると、黒髪ロングのイメージがついて覚えてもらうことができました。 それに髪が長いとポートレート撮影で表現できる幅が広がるんです。写真を撮られる時のポージングで「指先まで意識すること」というのはよく言われていましたが、私はそれに加えて「髪先まで意識する」を心がけていました。 いつのまにか私にとって髪は私の個性であり、お守りのような存在になっていました。