有村藍里「いつのまにか“髪”が私の個性に…髪型に囚われすぎていた話」
ずっと大切にしていた「黒髪ロング」をバッサリ切ったワケ
その後、活動にスランプを感じていた頃に、ふと「守り続けていた黒髪ロングを失ったら、私はモデルとしての価値が無くなるんだろうか?」と考えるようになっていました。 本当にそうなのかわからないなら、とりあえず切ってみよう。 私はどうしても極端な考えをしてしまうことが多いので、ずっと大切にしてきた髪だったので切るのは勇気がいりましたがバッサリ切ってみました。 イメージが変わって嫌われてしまうかもしれない。価値がなくなるかもしれない。正直怖かったけれど、髪を切って茶髪にしてイメチェンしてみたら単純に楽しかった。 知らなかった自分を知れたみたいで嬉しかった。
ただ、髪を切ったことによって私から離れてしまう方ももちろんいました。でもそれは仕方のないことです。 そのかわりと言ってはなんですが、髪を切っても応援し続けてくれる方がいてくださることも、新たにファンになってくださる方が増えたことも知れました。 髪型に囚われなくても、私という人間を好きになって応援し続けてくれる人もいるんだってことがわかりました。 あるある話だと思うのですが、髪を一度バッサリと切ると歯止めが効かなくなり、もっともっと、って気づいたらショートボブになってた!なんてことがあります。 それからしばらくはボブで過ごしていました。 そしてまた、髪型に囚われなくても……と言いつつ、「ボブといえばあなただよね!」というイメージで覚えてもらえることが嬉しくて、そのイメージを壊さないようにしなくちゃ、と思うようになりました。 ちょうどメディアに出るようになっていたことも重なり、ボブイメージが強いかと思います。 ロングヘアの時の大変さもありましたがボブもそのスタイルをキープするのがなかなか大変で美容院に月3回行っていたこともあります。 それと、自分の好きな系統の服と髪型が合っていない気がしていてそれも悩みでしたが、ボブもまたロングヘア同様に個性的に感じていて私は好きでした。