【LINEヤフーとピアラが対談】ピアラがLINEヤフー広告売上546%を達成 両社の未来展望を語る
LINEヤフー Partner ProgramのSales Partnerであるピアラは12月12日、LINEヤフーとの対談記事を公開した。ピアラは数多くの顧客の出稿支援を行い、2024年上半期LINEヤフーの広告の売上で前年比546%を記録し、中小代理店領域で行われたコンテストではLINE広告の新規売上部門で1位を獲得した。この背景には、ピアラの強みであるクリエイティブのみならず、LINEヤフーと一緒に取り組んだあらゆる施策が深く関わっているという。LINE広告とYahoo!広告の獲得領域で成果を出すための施策や意識している点について、LINEヤフー 藤井淳子氏とピアラ 齊藤郁海氏が語り合った。これまでの取り組みを振り返りつつ、業界の未来を見据えた両社の展望について紹介する。 <日本最大級のリーチを誇るLINE広告とYahoo!広告> ーーLINEヤフーとピアラでは、お互いに協力しながら広告の獲得領域における成果の最大化を図っています。まずは担当領域を教えてください。 藤井(LINEヤフー):私が所属するマーケティングパートナー本部 パートナーセールス4部は、LINEヤフーの広告における半期の売上が1億円以上10億円未満の「Select」に認定された代理店様をサポートする部署です。 その中でも、私はピアラ様のようなSelectで上位の代理店様を担当し、獲得広告の成果の最大化に向けてさまざまな施策に取り組んでいます。 ーー改めてLINE広告の特徴をお聞かせください。 藤井:LINE広告の強みは、月間9700万人ものアクティブユーザーにリーチできる点です。10代から60代までのSNS利用率では、全ての年代においてLINEがトップであり、他媒体ではリーチできないユーザーに広告を届けることができます。 また、多くのユーザーにリーチできるだけでなく、アカウントの属性や行動データをもとに精度が高いターゲティングも実現します。 さらに「友だち追加広告」があるのもLINE広告ならではの特徴です。広告でLINEアカウントの友だちを増やし、トークの中で教育していくことで、LTV(顧客との取引が始まってから終わるまでにもたらす利益)の高い優良顧客も増やせます。 ーー同様にYahoo!広告の特徴も改めてお聞かせください。 藤井:Yahoo!広告もLINE広告と同じく、月間ページビューが約830億、月間ログインユーザーが約5400万人と膨大なリーチ数が特徴です。 また、Yahoo!広告には検索広告(リスティング広告)とディスプレイ広告(運用型)があります。そのため、ユーザーの検索行動のデータをディスプレイ広告に活用し、適切なユーザーに広告を配信できる点も魅力です。 近年、若い世代が中心となるSNSが増えている中、LINEヤフーは30代や40代以上にも多くご利用いただいております。ビジネスパーソンや高所得者も多いと言われているので、BtoB領域とも相性が良いメディアだといえます。 <最適な配信設計で中小代理店領域の新規売上1位を獲得> ーー普段からLINEヤフーとピアラでは、どのようなやりとりが行われているのでしょうか? 齊藤(ピアラ):私はナレシェア本部 トレーディング部に所属しており、クライアントからいただいた予算をもとにWeb広告の運用をしています。運用を進めていく中で、藤井さんとはアカウントの目標を達成するために、現状の課題や施策、効果検証などを日々話し合っています。 藤井:予算内で効果を最大化するために、週次や月次単位で打ち合わせをしていますよね。細かいチャットの連絡も含めると、毎日のようにやりとりをしています。 ーー密にコミュニケーションをとっている両社ですが、お互いが協力することで実現できた成果をお聞かせください。 藤井:私は2024年4月からピアラ様を担当させていただいており、4月から9月の上半期の売上で前年比546%を達成しました(LINEヤフー社調べ)。非常に大きな伸びを見せてくださり、中小代理店領域で行われたコンテストではLINE広告新規売上部門1位、LINE広告新規アカウント数は前年比592%で2位となりました。 齊藤:アカウント単位では、2023年と2024年の10月を比較すると、健康食品会社様でコストの成長率が580%となった実績もあります。また、従来の強みである健康食品や化粧品以外の獲得領域の、クリニックを中心とした店舗型や人材、不動産、金融といった様々な業界でも500%の成長を達成しています(ピアラ調べ)。 ーーこれほど大きな成果を出すために、どのような施策を回してきたのでしょうか? 齊藤:ピアラの強みは、クリエイティブの質の高さです。そのクリエイティブにおけるPDCAを迅速に回すことを意識していました。さらに、藤井さんと会話をしていく中でLINE広告とYahoo!広告の仕組みの理解が深まり、一つひとつのアクションに意図を持たせることもできました。 藤井:これまでLINE広告の成功パターンとして、「とにかく多くのキャンペーンや広告グループを複製してクリエイティブを当てていく」という手法が多く見られました。しかし、キャンペーンを多く作るのは運用工数がかかりますし、CVデータが分散することで自動入札における学習の最適化も進みませんよね。 そこで、ピアラ様とはお互いに情報共有してLINE広告の仕組みの理解を深め、1キャンペーンに集約して効果を最大化させる体制を構築しました。当初は配信設計が属人化されていましたが、今ではピアラ様全体で獲得領域における最適な配信設計が構築されており、成功事例が数多く出ています。