「中途半端すぎるだろ」今夏も再建に踏み切らなかったエンジェルスフロントにファン激怒「暗黒期にもほどがある」
現地7月30日午後6時、MLBはトレード・デッドラインを迎えた。今季も多くの選手が移籍し、ホワイトソックスやマーリンズは積極的にチームを解体した一方、エンジェルスが放出したのは2人だけ。再建に意欲を示さないチームに対し、ファンから怒りの声が上がっている。 エンジェルスは27日にクローザーのカルロス・エステベスをフィリーズへ放出し、代わりにマイナー2投手を獲得。だが、30日に成立させたトレードは、37歳のリリーフ投手ルイス・ガルシアをレッドソックスに送ったのを含めて2件のみ。放出濃厚とみられていたタイラー・アンダーソンやテイラー・ウォード、ルイス・レンヒーフォはいずれも残留させた。 地元紙『オレンジカウンティ・レジスター』のジェフ・フレッチャー記者によると、ペリー・ミナシアンGMは「アンダーソンにはほとんどトレードバリューがなく、ウォードとレンヒーフォも期待したほどの対価が得られそうになかったため放出しなかった」とのこと。 だが、ここ数年大型補強に踏み切らず、かといって再建に舵を切るわけでもなく……と、裏切られ続けてきたファンは納得できなかったようだ。フレッチャー氏のX(旧ツイッター)には批判のリプライが殺到している。 「菊池雄星(ブルージェイズ→アストロズ)があんなに高く売れたのにアンダーソンは何でダメなの?」 「中途半端な再建じゃ未来はない!」 「このチームはどうやったら良くなるの?」 「暗黒期にもほどがある」 構成●SLUGGER編集部