〈とやま豊田新聞〉県内外から人気 「ミッちゃん餃子」ソウルフードに
富山市中田1丁目に店を構える「ミッちゃん餃子」には、具がパンパンに詰まった、家庭的なギョーザの味を求めて、県内外から多くの人が訪れる。国産の豚肉や野菜、自家製の調味料を使い、素材のうまみを生かしたたっぷりのあんを無添加の皮で包むのが特長で、店主の中山直美さん(56)は「富山のソウルフードになって県外での知名度を上げていきたい」と話す。 中山さんの母が家で作っていた味を販売用に改良して、2019年に現在の店をオープンした。焼きギョーザやスープギョーザなどを提供し、持ち帰り用の生ものと冷凍ものを販売している。産地や食感にこだわり、一つ一つ手で包んでいることが評判で、遠方の客も身近に食べられるよう、自動販売機を県内に3基設置した。 1年ほど前から販売を始めたしそギョーザが人気で、販売日の第2、4日曜には開店前から行列ができる。今月2日には初めてセロリギョーザを販売し、今後は改良しながら不定期で提供する。中山さんは「より多くの人に味わってもらえるよう、自販機を離れたところに置いたりして、販路拡大していきたい」と話した。