大量の土砂が流れ込んだ火葬場 当面は近隣の市町の施設で対応 その後は移転も含め検討 静岡・熱海市
静岡県熱海市の火葬場では大量の土砂が流れ込み使用不能になりました。上空からの撮影で被害の大きさが明らかになりました。 下山剛史カメラマン: 「熱海市上空です。山が大きく崩れ、土が火葬場の方へ大きく流れています。建物の後ろには大きな木などが食い込んでいるように見えます」 上空からは土砂が流れ下った跡がはっきりと分かります。 火葬場の建物の数百メートル上の山肌が崩れ、土砂はちょうど建物でせき止められた格好で止まっています。
1階の映像
火葬場では30日午後5時すぎ大量の水と土砂が流入し、火葬炉を含めた1階部分のほとんどに、1.5メートルほどの土砂が堆積しました。 このため使用不能となり、復旧の見込みが立っていません。 火葬業務は当面、伊東市、三島市、神奈川県真鶴町の施設で対応することになり、市によると6日までの予約9件は概ね調整できたそうです。 2日、熱海市役所には葬儀業者が相談に訪れていました。 熱海市市民生活課 荒田一也課長: 「まずは原因を究明した上で、復旧の方向性を見定め一日も早く再開に向け取り組みたい」 熱海市の火葬業務は年間およそ800件あり、今後移転も含めて方向性を決めるということです。