ビールを「毎日1缶」購入するのと「まとめ買い」では、年間費用はどれだけ変わりますか?
みなさんの中には、「毎日ビールを飲むからお得に購入したい」「1缶ずつとまとめ買い、どっちがお得か分からない」そう考えている方もいらっしゃるかもしれません。 そこで本記事では、ビールを毎日1缶ずつ購入する場合と、まとめて買う場合での年間費用を比較します。単価や、まとめ買いによる割引、保管コストなどを考慮し、まとめ買いのメリット・デメリットも含めて解説します。 ▼夫婦2人で「6缶パック」のビールを1週間で消費! これって飲みすぎ? 健康のためにもやめるべき?
ビールの価格の決まり方
ビールやワイン、日本酒などといったお酒の価格には、酒税と呼ばれる税金が課せられています。 ビールの税率は徐々に下がり、第3のビールは逆に上げることで、2026年(令和8年)を目途にビール系飲料の税率が一本化される予定です。ビールの税率は、2023年(令和5年)10月時点で63.35円、2026年(令和8年)には54.25円となります。 また、商品の価格はメーカーが設定している希望小売価格が基準になっています。しかし、ビールのメーカーによってはオープン価格となっている商品も多く、購入する店舗によって価格が異なる点に注意が必要です。
ビールの単価
キリンやアサヒなど、コンビニやスーパーでよく見かける大手ビールメーカーの商品はオープン価格となっている商品が多いため、インターネットでの価格を基準にビールの単価(350㎖)を表1にまとめました。 表1
※筆者作成 表1でまとめたように、3つのメーカーの商品を比較してみると、1缶ずつの価格よりも、6缶・24缶パックで購入した方が1缶あたりの価格が安くなる傾向があるようです。
年間の費用を比較してみよう
インターネットで購入した場合のビールの価格を参考に、年間あたりの費用を比較してみましょう。1缶は平均216円、6缶パックは平均205円、24缶パックは平均186円、毎日1缶飲むとして計算します。 1缶:216円×365日=7万8840円 6缶パック:205円×365日=7万4825円 24缶パック:186円×365日=6万7890円 それぞれ比較すると、1缶ずつ購入するよりも、6缶パックは約4000円、24缶パックは約1万1000円お得になる可能性があります。