ワイルドカードシリーズを連勝で突破したパドレスは選手らが集まり記念撮影（AP）

　大リーグのプレーオフは2日（日本時間3日）、3回戦制のワイルドカードシリーズ第2戦が行われ、ア・リーグはタイガースとロイヤルズがそれぞれ連勝で地区シリーズ進出を決めた。ナ・リーグはパドレスも連勝で突破。ブルワーズはメッツに勝利し1勝1敗のタイとし、3日（同4日）の第3戦で勝利したチームがフィリーズとの地区シリーズに進む。 　タイガースは1－2の8回に暴投で同点に追いつくと、なおも2死満塁から代打・イバネスが走者一掃の二塁打を放ち、これが決勝打となり、チームは10年ぶりに地区シリーズ進出を果たした。 　ロイヤルズは1－1の6回2死一、三塁から今季打率・332でア・リーグ首位打者に輝いたウィットが二塁への適時内野安打を放ち、勝利。ワールドシリーズを制した2015年以来の地区シリーズ進出を決めた。 　ブルワーズは2－3の8回に20歳の新人・チョウリオが初回の先頭打者アーチに続き、この試合2本目となる同点ソロ。さらに2死一塁からミッチェルが勝ち越し2ランを放ち、逆転勝ち。対戦成績を1勝1敗のタイに戻した。 　パドレスは0－1の2回にヒガシオカが2戦連発となる同点ソロを放つと、アラエス、タティス、プロファーが単打でつなぎ満塁とすると、マチャドが左翼線へ2点適時二塁打。さらに二、三塁からメリルが中前へ2点適時打を放ち、2死走者なしからの6連打で一挙5点を奪い、逃げ切り勝ち。連勝で突破を決めた。 　地区シリーズは両リーグとも5日（同6日）に開幕。ア・リーグはタイガースがガーディアンズと、ロイヤルズがヤンキースと戦う。 　ナ・リーグはパドレスがドジャースと、ブルワーズ、メッツの勝者がフィリーズと戦う。 　地区シリーズでドジャースは第2戦で山本由伸が先発することが決定済み。パドレスも第2戦はダルビッシュの先発が有力で、プレーオフで日本選手の投げ合いが実現する可能性もある。