武井亮調教師がGI初制覇なるか C.ルメール騎手とのコンビで悲願達成へ
開業11年目の悲願成就なるか。武井亮調教師が菊花賞(3歳牡牝・GI・芝3000m)のアーバンシック(牡3)でJRA・GI初制覇を狙う。 【写真】トライアルレースのセントライト記念を制したアーバンシックのこれまで 武井調教師はこれまでJRAで232勝。重賞は昨年の東京スポーツ杯2歳Sのシュトラウス、今年のセントライト記念のアーバンシックで2勝を挙げている。しかし、GIは延べ17頭が参戦して17年NHKマイルCのリエノテソーロの2着が最高着順。16年にはJpn1の全日本2歳優駿をリエノテソーロで制しているが、惜しくもJRAのビッグタイトルには手が届いていない。 菊花賞にはアーバンシックで挑む。父がスワーヴリチャード、曾祖母がウインドインハーヘアという血統馬。春は気性の幼さが目立ち、皐月賞が4着、日本ダービーが11着だったが、ひと夏を越して成長。始動戦となった前走のセントライト記念で重賞初制覇を果たした。それも以前よりもポジションを取り、かつスムーズに折り合っての差し切り。これなら3000mへの距離延長にも対応できるだろう。鞍上も引き続きルメール騎手とあって、GIタイトルは手が届くところに来ている。 武井調教師は昨年、JRAで自己最多の32勝を挙げて、全国リーディング19位に躍進した。今年もここまで21勝と好調キープ。勢いに乗って、今度こそはGIトレーナーの称号をつかみ取ってみせる。 【武井調教師のJRA・GI5着以内】カッコ内は人気 ・17年NHKマイルC・2着リエノテソーロ(13) ・17年阪神JF・5着モルトアレグロ(10) ・17年ホープフルS・5着ナスノシンフォニー(10) ・23年日本ダービー・3着ハーツコンチェルト(6) ・24年皐月賞・4着アーバンシック(6)