投資で負けたくなければ守るべきルールはたった1つ!
貯蓄だけでお金を増やす時代は終わった。低リスクかつ、インフレに負けない資産運用が必要とされており、その最適解と言えるのがインデックス投資信託だ。長期で効率的にリターンを得るには、ギャンブル性の高い金融商品は避けて、インデックス投資一択。リスクを上手に取りつつ、賢く資産運用を始めよう。※本稿は、我妻佳祐『金融地獄を生き抜け 世界一簡単なお金リテラシーこれだけ』(幻冬舎新書)の一部を抜粋・編集したものです。 【この記事の画像を見る】 ● お金を着実に増やすために 何に投資をすれば良いのか 銀行預金のようにリスクの低いものから、デイトレードやFXのようにギャンブル性の高いものまで、さまざまな金融商品・サービスがあります。そこで本記事では、「何に」「いつから」「どれだけ」の投資をすればよいかを具体的に考えてみましょう。 ただし「何に」については、すでに結論が出ています。「貯蓄から投資へ」と聞いたら、その「投資」とはただひとつ、インデックス投資信託への投資を意味するものと思いましょう。ほかの投資先のことを考える必要はありません。 いままで貯蓄しかしてこなかった人の中には、「投資はギャンブルと同じだから絶対にやらない」と決めていた人もいるかと思います。その考え方の前段は、必ずしも間違っていません。たしかに、多少なりとも損をするリスクがある点で、投資はギャンブルと完全に区別することはできません。そのため、ギャンブルを否定すれば、必然的に投資も否定することになります。 しかし、だからといって「絶対に投資をやらない」と決めるのが賢いお金の使い方だともいえません。銀行預金は、長い目で見ると、かなり高い確率でインフレの影響を受けて目減りします。大切なお金の価値をみすみす減らすのが「賢い選択」だと思う人は、まずいないでしょう。 お金の目減りを防ぐためには、リスクを抑えながら、投資をするしかありません。そう考えるなら、すべての投資を同じように「ギャンブル」として毛嫌いするのではなく、少しでもマシなものはないかと考えることが重要です。