今季はもう絶望的? 欧州、期待外れのクラブ(5)レジェンドを衝撃解任…。名門は迷走中
8月に開幕した2024/25シーズンだが、早くも各リーグの順位表では上位と下位のクラブで差が開きつつある。低迷するクラブの中には、開幕前には大きな期待を受けていたものの、スタートダッシュに成功できなかったクラブが存在する。今回は欧州5大リーグの序盤戦で期待ハズレに終わったクラブの現状を紹介する。 ※情報はすべて10月4日時点。スタッツはデータサイト『Transfermarkt』を参照。
ローマ(イタリア)
監督:ダニエレ・デ・ロッシ→イヴァン・ユリッチ 順位:9位(2勝3分1敗) ローマを率いるダニエレ・デ・ロッシ監督の解任の報はカルチョの世界に大きな衝撃を与えた。 クラブのレジェンドであるデ・ロッシは、今年1月に成績不振によって解任されたジョゼ・モウリーニョの後任としてローマの監督に就任した。 当初は経験不足などを理由にその力量に対して懐疑的な見方もされていたが、デ・ロッシは公式戦26試合で14勝6分6敗と見事にチームの立て直しに成功。ローマをリーグ6位フィニッシュに導き、6月にはクラブとの契約を2027年まで延長していた。 しかし、2年目の今季は一転して厳しい試合が続いた。得点力不足に苦しみ、リーグ開幕から4試合を終えて勝利無し。順位は16位と低迷し、クラブは現地時間9月18日付でデ・ロッシ解任に踏み切った。 クラブを愛するレジェンドの電撃解任には否定的な意見が数多く寄せられたが、後任のイヴァン・ユリッチ監督のもとで上昇気流に乗り始めている。 監督交代直後の第5節ウディネーゼ戦では、今季好調を維持していたチーム相手に3-0の快勝に成功した。ここまでユリッチ指揮下で公式戦4試合を戦い、結果は2勝1分1敗。デ・ロッシ解任の是非はともかく、監督交代の成果は数字上しっかりと現れている。
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