気象庁、新スパコン運用開始へ 線状降水帯の予測精度向上目指し
日テレNEWS NNN
豪雨災害の要因となる線状降水帯の予測精度を向上させるため、気象庁は、新しいスーパーコンピューターの運用を開始します。 【画像】線状降水帯の“予測情報向上”的中率は41%に 「新しいスーパーコンピューターはこれまでの2倍の計算能力を持っているということです」 気象庁によりますと、この新たなスパコンは去年3月に導入した「線状降水帯予測スーパーコンピュータ」とあわせて使用することで従来のおよそ4倍の計算能力となるということです。 計算範囲の解像度も、これまでの5キロ四方から2キロ四方と細かくなるため線状降水帯のもとになる積乱雲をよりきめ細かく表現して予測精度向上が期待されています。 これにより地方単位で発表している線状降水帯の予測情報は今年の出水期から範囲を絞った都道府県単位に変わるほか予報できる時間も10時間から18時間に延びることになります。 新たなスパコンは来月5日から運用が開始されます。