吉田麻也「1人のスターだけで流れを変えるというのは難しい…」近年のサッカーのトレンドに言及
吉田麻也がパーソナリティを務めるTOKYO FMのラジオ番組「吉田麻也の切り替えて行こう!」(毎週土曜9:30~9:55)。吉田麻也が“何があっても切り替えて行こう!”というDFならではのスローガンを掲げ、最新のニュースやリスナーからのメールに鋭く反応していく番組です! 10月26日(土)の放送では、先日、現役引退を発表した元スペイン代表MF アンドレス・イニエスタ選手について語りました。
「10月8日(火)、元スペイン代表MFのアンドレス・イニエスタ選手が引退を発表しました。FCバルセロナ(スペイン)で公式戦674試合に出場し、2018年夏からJ1・ヴィッセル神戸に加入すると、第99回天皇杯で優勝し、同クラブの初タイトル獲得に貢献。そして、昨年に神戸を退団した後は、エミレーツ・クラブ(UAE)でプレーしていました」 吉田:僕はイニエスタ選手と対戦したことがないはずですが、対戦経験がある人や一緒にプレーした人から「イニエスタは別格だ!」と聞きますし、特にヴィッセル神戸で一緒にプレーした選手たちは「パスやボールの持ち方が素晴らしい」と話していました。僕も一緒にプレーしたり、対戦してみたかったなぁ……という選手です。 それに、イニエスタは日本のサッカーを世界に知らしめてくれた1人かなとも思いますし、イニエスタを観にスタジアムに足を運ぶファンは多かったと思います。本当に日本のサッカーに貢献してくれたと思います。 ここ最近は、そういうビッグネームがなかなか(Jリーグに)来ることもなくなりましたが、これは時代もあるかなと思うんですよね。今は1人のスターに頼るのではなく、みんながハードワークするサッカーに変わってきて、よりシステマチックになっているので、なかなか1人のスターだけで流れを変えるというのは難しくなっていますし、逆に、どれだけコレクティブにハードワークするチームにできるかが大事になってきている気がします。 実際にヴィッセル神戸は、イニエスタが抜けてからそれを徹底したことで(2023シーズンでは)クラブ初優勝を成し遂げたので、これは非常に難しいところです。 改めて、イニエスタ選手のサッカーは(引退してからも)まだまだ続いていくと思うので、僕もどこかで会える機会があるんじゃないか、なんて思っております。とにもかくにも、お疲れさまでした! (TOKYO FM「吉田麻也の切り替えて行こう!」10月26日(土)放送より)