耐震化率低い街襲う…“キラーパルス”で輪島市等の住宅に大きな被害 専門家「耐震補強は一部屋だけでも」
被災した石川県は、耐震改修の補助制度が充実している。最大150万円までは自己負担0で、全額補助してくれる。 ただ、大きな被害があった珠洲市や輪島市では、耐震化率が5割前後で、制度が十分利用されていなかった。
名古屋大学の福和名誉教授は、高齢者に完璧な耐震補強を求めるのは難しい面があるとしたうえで、「一部屋だけでも補強する部分改修や、部屋の中に耐震シェルターを置いてつぶれないようにする」といった対策を勧めている。
「いつか来る」ではなく、「いつ来るか分からない」と考えを持って、できることから対策をすすめることが大切だ。 2024年1月17日放送