Macの内部動作をひと目で確認、オタク心をくすぐるユーティリティアプリ
情報をコンパクトに表示する工夫も
■データの「結合」 iStat Menusのアプローチにおける問題点は、メニューバーにすでに表示されている他のアイコンも合わさると画面が煩雑になってしまう可能性があることだ。筆者のように、主に大きな外部ディスプレイを使ってMacを使っている場合は問題ないかもしれないが、13インチディスプレイのMacBook Airユーザーにとっては、すぐにメニューバーが過密になってしまう可能性がある。 しかし、この問題を予期していた本アプリの開発者たちは、情報を1つのメニューバー項目にまとめることができるようにしている。これもまた、表示したい詳細情報をカスタマイズできる。 iStat Menusはハードウェアの状態だけでなく、現在の場所のさまざまなデータを表示する「天気」セクションも備えている。ただし、このデータには追加のサブスク料金がかかってしまう。ほとんどの人にとってはアップル独自の天気アプリがすでに十分な情報を提供しているだろう。 「時刻」セクションは、時計を表示するだけでなく、今後のカレンダーイベントや世界時計も表示できるので、例えば、遠隔地のオフィスの同僚が何時に仕事をしているかを簡単に確認できるなど、より便利になっている。 ■iStat Menus 7の評価まとめ パームレストの温度を知りたくない人なんているだろうか? 筆者はiStat Menusの大ファンだ。このアプリは筆者のオタク心をくすぐり、Macやインターネット接続の問題を診断する際に、Apple独自のツールを使うよりもはるかに簡単に問題を特定できる。 価格は買い切りで11.99ドル(日本では税込1800円)と手頃で、iStat Menus 6からの飛躍的な進歩ではないものの、以前のバージョンを持っているなら数ドルの割引が適用されるため、アップグレードする価値はある。 「詳細であればあるほど良い」という考え方の人なら、これは必須のアプリと言えるだろう。
Barry Collins