東京・六本木にできた〈ブラッチェリア ブッファ〉で、希少な能登牛を炭火焼でいただく!
“グリーンピースのパンナコッタと烏賊のポルペッタセモリナ粉フリット”は、冷菜と温菜が同時に提供されるプレート。冷菜は甘味のあるグリーンピースのパンナコッタで、野菜のコンソメジュレが合わせられている。温菜はセモリナ粉をまぶしたふんわりとしたイカのフリットで、ディルの風味が爽やか。冷菜を食べてから温菜を食すと、味わいが深まってより美味しく感じられる。
イタリアの定番料理をアレンジしたのが、“グリーンアスパラの炭火焼き 卵⻩コンフィと卵白スクランブルエッグ”。グリーンアスパラガスをシンプルに炭火で焼いて甘味を引き出した。セミハードタイプのイタリアチーズ“フォンティーナ”を用いたソースは素晴らしい香味。卵は、白身をスクランブルエッグにして、黄身をコンフィして半熟にするという、手間をかけたこだわりよう。グリーンアスパラガスを卵とソースにからめて食べると、味わいがより深まる。
“シェフのスペシャリテ ~アリオーネ~”は、坂本さんのスペシャリテ。トスカーナ伝統のニンニクを効かせたトマトソースと、直径2㎜の太い自家製生スパゲッティが特徴だ。イタリア・カラブリア産の名産物である唐辛子、ビネガー、ハードチーズを削った粉チーズが別添えになっている。辛味、酸味、コクを増したかったら、それぞれを好みで加えるといい。
目の前で仕上げてくれるデザートが、“アマゾンカカオ ~Style of Buffa~”。濃厚なチョコレートソース、アイスクリームの上に、アマゾンカカオのカカオニブをアメリカのマイクロプレイン社製のおろし器で削ってもらえる。心地よいビターさと香りが広がり、口中をさっぱりさせてくれるのだ。 マネージャーでソムリエの飯田和弥さんによる、料理にぴったりなワインペアリング(6種 6,500円)もオーダーしておきたい。1杯めのグラスはシャンパーニュで、“グザヴィエ・アレクサンドルセレクション・ブリュット”。フレッシュでクリーミーな口当たりで、熟成感もあるから、旨味たっぷりの生ハムとの相性が抜群! “レアル ビアンコ ドゥエ”と“レアル ロッソ ドゥエ”は、〈レアル・ダイニング〉オリジナルラベルのワイン。前者は青リンゴや洋梨の果実味が感じられる爽やかな白ワインで、ほろ苦さもよいアクセント。後者は豊かな果実味としっかりとした飲みごたえのあるふくよかなボディをもつ赤ワインで、能登牛によく合う。