いわき市強盗殺人事件 裁判員裁判始まる(福島)
福島放送
いわき市勿来町で、高齢の女性をハンマーで殴って殺害し、金品を奪おうとした罪に問われた男の裁判員裁判が始まり、被告が起訴内容を一部否認しました。 起訴状によりますと、福島市の木村進被告(53)は、2023年2月、金品を奪おうと考え、いわき市勿来町の住宅で小松ヤス子さん(当時85)の頭などをハンマーで殴り、殺害したとされています。 29日の初公判で木村被告は「物色したり物を盗んだりしていません」と述べ、強盗罪については、否認しました。 検察は、「被告は土足で室内を歩いて、物色された状況だった」と主張。 一方、弁護側は「金品を奪う意思はなく殺人罪にあたる」と訴えました。 裁判は30日に被告人質問が行われます。