阪神、歴代最強の助っ人投手ランキング第1位。100勝目前だった「ドクターK」
阪神タイガースの38年ぶり2度目の日本一達成で幕を下ろした2023年のプロ野球。日本シリーズで印象的な活躍を見せた1人が、シェルドン・ノイジーだろう。チーム初本塁打を含む2ホーマーを放ち、第7戦では決勝3ランを記録。シリーズの優秀選手賞にも選出された。過去を振り返ると、阪神に欠かせない存在となった助っ人たちが数多くいた。ここでは、阪神の歴代助っ人外国人選手をランキング形式で振り返る。【投手編】 【写真】プロ野球、球団別歴代助っ人ランキング(投手・野手) ※成績はチーム在籍期間の通算成績、ランキングはこれを基準に作成。
第1位 ランディ・メッセンジャー
右投右打 在籍年数 10年(2010~2019) 成績 263試合(1606回1/3)、98勝84敗1ホールド、1475奪三振、防御率3.13 10年に渡り活躍し、2019年限りで引退したメッセンジャー。イニングイーターとしても知られており、奪三振率も高い。 アメリカ合衆国出身、身長198センチ、体重109キロ。スパークス高から、1999年MLBドラフト11巡目(全体326位)でフロリダ・マーリンズ(現マイアミ)に入団。2005年に同球団でメジャーデビューすると、リリーフ投手として06年には59試合、07年には60試合に登板し、タフネスぶりを発揮した。サンフランシスコ・ジャイアンツ、シアトル・マリナーズでもプレー。MLB通算は173試合の登板で、4勝12敗、防御率4.87、WHIP1.65の成績だった。 阪神では2010年からプレー。開幕当初はセットアッパーを務めたが、すぐに先発へ転向。初年度は不安定な投球も目立ち、5勝(6敗)、防御率4.93に終わった。 翌11年からは先発ローテーションに定着。12勝、防御率2.88の好成績を残した。以降はさらに飛躍し、2013年に30試合(196回1/3)を投げ、12勝、183奪三振、防御率2.89をマーク。最多勝と最多奪三振のタイトルを獲得した。2014年にも31試合(208回1/3)を投げ、13勝、226奪三振、防御率3.20をマークし、2年連続となる最多奪三振に輝いた。 在籍10年間で2桁勝利7度、規定投球回に8度到達。開幕投手を6度務めるなどエース格としてチームを支え続けた。
ベースボールチャンネル編集部