全日本カートEV部門、今季は国内トップチーム&ドライバーが豪華参戦! “ドラフト会議”ではウイリアムズ育成の松井沙麗をトムスが指
5月30日、シティサーキット東京ベイにて2024年全日本カート選手権EV部門のチーム体制発表会が実施された。今季からチーム制が採用されることに伴い、“ドラフト会議”も実施された。 【動画】角田裕毅ら同世代ドライバーがカート場で大暴れ! シティサーキット東京ベイで開催された『カートウォリアーズ』 全日本カートで2022年より発足した、電動カートによるレース部門は、今年で3年目。今シーズンは2台体制の6つのチームによって競われるチーム制となる。そして2023年末にオープンした都市型サーキットの『シティサーキット東京ベイ』にて5戦中3戦が実施されることになった。 参戦チームは、鈴木亜久里代表率いるCVSTOS×AGURI EV Kart Racing Team、近藤真彦代表率いるリアライズ KONDO EV Kart Racing Team、スーパーGTにも参戦するアネスト岩田のANEST IWATA EV Kart Racing Team、TVアニメとコラボしたハイスピードエトワール EV Kart レーシング、KYOJO CUPにも参戦するKNCのKNC EV Kart Racing Team、そして舘信秀代表率いるTOM‘S EV Kart Racing Teamの6つ。国内トップカテゴリーで戦うチームを母体としたチームが多くを占める。 発表会では、上記6チームが事前にオーディションによって選抜された19名の候補選手からドラフト形式で指名。ここで2名のうち最低1名のドライバーを指名する必要があるが、6チーム中4チームが1名のドラフト外ドライバーを選抜済み。CVSTOS×AGURI EV Kart Racing Teamは佐藤蓮、リアライズ KONDO EV Kart Racing Teamは小高一斗、ANEST IWATA EV Kart Racing Teamはイゴール・フラガ、TOM‘S EV Kart Racing Teamは金本きれいと、国内レースで活躍するドライバーたちが名を連ねた。 ドラフト会議は、プロ野球ドラフトの1巡目指名と同様に指名が重複した場合はくじ引きで決定する方式。TOM‘S EV Kart Racing Teamは当初指名したドライバーを抽選によって外してしまったものの、“外れ1位”としてウイリアムズF1育成ドライバーの松井沙麗を指名した。 以下は各チームの選手一覧。性別を問わず、実績あるドライバーからプロレーサーを目指す若手、そしてオーディションで際立った速さを見せていたという33歳のドライバー(三村荘太郎)など、豪華かつバラエティに富んだ顔ぶれとなった。 CVSTOS×AGURI EV Kart Racing Team 佐藤蓮(選抜選手) 酒井龍太郎(13歳・男性) リアライズ KONDO EV Kart Racing Team 小高一斗(選抜選手) 中井陽斗(15歳・男性) ANEST IWATA EV Kart Racing Team イゴール・フラガ(選抜選手) 三村 荘太郎(33歳・男性) ハイスピードエトワール EV Kart レーシング 白石 樹望(17歳・女性) 奥田もも(27歳・女性) KNC EV Kart Racing Team 鈴木悠太(15歳・男性) 鈴木恵武(15歳・男性) TOM‘S EV Kart Racing Team 金本きれい(選抜選手) 松井沙麗(13歳・女性)
戎井健一郎
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