【バレー】バレーボール女子、準々決勝結果とコメント。トルコのバルガスが42得点を叩き出す パリ五輪
パリ五輪女子バレーボール競技、準々決勝。各試合の結果とコメントをお届けする。(FIVBのインタビューより)
第1試合 トルコのバルガスが42得点
中国2-3トルコ(25-23、21-25、24-26、25-21、12-15) 中国はミドルの二人がブロックにクイックにとリズムを作り、1セット取る。トルコはリベロのつなぎから主砲バルガスが決めるなど5点差をつける。中国はリエイエイの3連続スパイクで食い下がるも、最後はトルコのブロックにつかまりセットカウント1-1となる。バルガスやカラクルトのエースで主導権をとる。中盤バラドゥンがひざの痛みで泣き出す場面もあった。中国もエンシンゲツがバルガスを止め、24-24と追いつくが、バルガス、カラクルトにブロックの間を抜かれ、トルコがセットカウント1-2とリードする。トルコは両エースに頼るだけではなく、レセプションやブロックのフォローなどつなぎがさえる。4セット目は中国が途中10点リードを奪い、リエイエイがスパイク、ブロック、エースと意地を見せ、試合はファイナルへ。5セット目は中国がブロックやカラクルトを拾って切り返すなど中盤まで互角の戦い。そこからトルコはバルガスに球を集め12-14マッチポイント。最後はセッターのツーアタックでトルコが中国を振り切った。トルコはバラドゥンとギュネシュがけがからコートに戻ったばかりであったが、彼女たちも要所でスパイク、ブロックとバルガスを助けた。 ●トルコ、サンタレーリ監督:メリッサ(・バルガス)は間違いなく世界最高の選手の一人です。彼女のコーチであることをとても嬉しく思います。私のチームの選手たちは大舞台で力を発揮できる点が際立っています。いくつか攻撃で苦しい場面がありましたが、メリッサが助けてくれました。オリンピックの最後のポイントまで、チームのいい状態が続くといいと思います。
第2試合 余裕のブラジル、ドミニカ共和国を下す
ブラジル3-0ドミニカ共和国(25-22、25-13、25-17) ドミニカ共和国の力強いサーブが、ブラジルの弱点であるアナ・クリスチーナのレセプションをしっかり狙ってくる。マルチネス姉妹はブラジルリーグで活躍し、監督はブラジル人と、ブラジルの戦い方を熟知している。しかし、ブラジルはガビ、タイ―ザのブロックで応酬。20点過ぎにふくらはぎ痛のロレンネに代わった13番目のリザーブ、ナチーニャが守備固めに入る。最後は、エースとスパイクでブラジルが先取する。2、3セット目は序盤に点の取り合いがあったが、集中力が切れたのか、ドミニカ共和国はスパイクミスが増え、ブラジルにリードを許す一方的な展開になり、ブラジルが勝利した。ブラジルはアナ・クリスチーナがサーブで狙われても踏ん張り、逆に3本のエースを取る活躍を見せた。 ●ブラジル、OHアナ・クリスチーナ: 金メダルを取ることは、私たち一人ひとり、家族、周りの人たちの夢であり、そのために全力を尽くしています。このチームメイトと戦うのは、本当に楽しいです。結果が全てですが、ここまでの道のりやどのようなやり方であったかなどにも誇りを感じています。お互いの目を見て、私たちが望むものは何かわかっています。