【バレー】バレーボール女子、準々決勝結果とコメント。トルコのバルガスが42得点を叩き出す パリ五輪
第3試合 左右両サイドの攻撃がさえたアメリカ
アメリカ3-0ポーランド(25-22、25-14、25-20) アメリカのドルーズ、プルマー、スキナーの攻撃が満遍なく決まる。一発で決まらずとも、リベロのウォン‐オランテスがブロックカバーでつないで、チャンスを作り攻撃に切り替える。1、2セットは序盤からアメリカリードで危なげなく取る。第3セットの出だし、スキナーが止められ1-7と大きく開く。代わって入ったベテランのラーソンのブロックをうまく使ったスパイクなどの連続得点で、13-13と追いつく。18-18と競り合うが、ここでアメリカのプルマーが2本エースを取る。マッチポイントはオグボグが決め、3-0で勝ち進んだ。アメリカのサーブがポーランドのルカシクを徹底して狙い、彼女がいい状態でスパイクに入れないばかりか、彼女が機能しなければOPスティシアクの攻撃も生かせなかった。 ●アメリカ、OPドルーズ: いい試合でした。彼女たちはよく練られたとても美しいバレーボールをしていたと思います。私たちが積み重ねてきたことに誇りを持っているし、試合に自分たちのベストでいけると知っています。A組の激しい戦いは、何が起こるか分からないということを示してくれました。それがいかなることにも備えられるようにする助けになりました。まだ試合は続きます。私たちは大きく崩れることがないように、どんどん良くなっています。
第4試合 イタリアの全員バレーに対し、セルビアはプレッシャーからか動きが止まる
イタリア3-0セルビア(26-24、25-20、25-20) セルビアがボスコビッチやウゼラックのスパイクで9-14と抜け出る。しかし、エゴヌの2本のスパイクやジョバンニーニのエースで19-19と追いつく。ボスコビッチとアントロポーヴァの打ち合いで24-24となるも、セルビアのミスが続き26-24で、イタリアが先取する。第2セットは、ウゼラックとボスコビッチのスパイクミスや被ブロックで、イタリアが19-13と引き離す。終盤、エゴヌとボスコビッチが点を取り合うが、MBファーがスパイクを2本決め、大手をかける。第3セット、Lデ・ジェンナーロのきれいなレセプションがセッターに入り、セルビアが身構えるところへツーアタックで、6-2とイタリアのいい流れはそのまま。セルビアのレセプションエラーで14―7と引き離す。セルビアは足が止まり、単純なつなぎができない。ボスコビッチは自分が決めなくてはとあせりがあるのか、スパイクは拾われ、ミスも出る。ボスコビッチのサーブがネットを越えず、イタリアが3-0で勝利した。イタリアはエゴヌ一人だけに頼らず、各ポジションそれぞれが持ち味を発揮した。 ●イタリア、Sオッロ:イタリアを初めて五輪の準決勝に導くことができて、とても興奮しています。みんな感動していますが、今は次の試合の事を考えなくてはいけません。グループリーグ(C組)と同じだとは思っていません。トルコは非常にモチベーションが高く、勝って決勝に行くという闘志を秘めています。だから私たちも最後の1点まで戦い抜くことができるよう準備しなくてはいけません。私たちは試合ごとに良くなっているので、まだ改善できる余地があると思います。
準決勝組み合わせと開始時刻(日本時間)
①ブラジルxアメリカ8月8日午後11時 ②イタリアxトルコ 8月9日午前3時
唐木田 真里子