相次ぐ自然災害やインフレの影響で火災保険料が値上げ…節約するには補償を下げるしかない?
満期前でも見直しの見積りは有効
前項の例はほんの1例ですが、火災保険の見直しは節約に一役買うかもしれません。見積を取ってみる価値はあるでしょう。 特に、築年数が25年から35年程度の住宅、自宅の水災リスクが少ないと思われる方は見直しの効果があるかもしれません。 水災リスクに関しては洪水ハザードマップなどを参考にするのもひとつの方法ですが、保険会社が考える水災は河川の氾濫による洪水だけでありません。集中豪雨などで下水道の処理が追いつかず、水があふれてしまう内水氾濫や、土砂災害なども含めて考えられており、リスク区分がハザードマップと一致しないこともあります。損害保険を担当している代理店などに見積りをお願いしてみるといいでしょう。
寺田 紀代子(ファイナンシャルプランナー)