年間女王争いはラストスパートに突入 今週に決着する“条件”は?
<伊藤園レディス 事前情報◇7日◇グレートアイランド倶楽部(千葉県)◇6769ヤード・パー72> 休養していた大山志保は2年5カ月ぶり復帰【写真】 今季も残すは3試合となり、年間女王争いもラストスパートに突入している。現在、3504.30ポイント(pt)でメルセデス・ランキング1位に立つのは、今季8勝を挙げている竹田麗央。2732.78ptの2位に2022、23年と2季連続で女王に輝いた山下美夢有が追いかけている。 3日間競技のため、優勝者は200ptを獲得する。次戦の「大王製紙エリエールレディス」は4日間競技で優勝は300pt、最終戦メジャー大会「JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」は400ptを獲得できる。現在3位につけている岩井明愛は2358.06ptで、竹田との差は1146.24pt。3連勝をしてもその差は埋まらないことから、年間女王争いは竹田と山下に絞られた。 ふたりの差は771.52ptで、今大会の結果次第では決着がつく。竹田が優勝すれば、初めての女王戴冠が決定。山下が優勝すれば、残り2試合に持ち越されることになる。 もし山下が単独2位で終えた場合は、竹田が単独7位以上で女王に。山下が単独3位以上ならば竹田が単独20位以上、山下が単独4位以下ならば竹田が女王の座をつかむことになる。 これまで29試合に出場し、優勝8回、トップ10入りが21回と駆け抜けてきた竹田は、「残り3試合があっという間。初優勝できてメジャーでも優勝できたので濃い1年でした」と振り返る。自身初の年間女王へのカウントダウンに向けて、「3試合ともベストを尽くして優勝争いができれば」と、勝利への意欲をもってタイトルをつかみに行く。 今季1勝の山下も、「(残りの試合で)優勝できるようにしたい」と意気込む。22年大会では優勝を飾り、同時に史上最年少での年間女王戴冠を決めた。「ベストを尽くせるようにしっかりできればいいなと思います」と、大会2勝に挑んでいく。 この3日間で決着するか、次戦へ持ち越されるか…。最高の栄誉、年間女王争いの行方はいかに?(文・高木彩音) ■竹田の女王戴冠が決定する条件 ・竹田が優勝 ・山下が単独2位の場合、竹田が単独7位以上 ・山下が単独3位の場合、竹田が単独20位以上 ・山下が単独4位以下の場合