当初の計画よりも約5年半遅れ リニア中央新幹線 愛知・春日井市のトンネル工事当初の想定よりももろい地質が確認されたことを受けて、掘削方法を見直したため JR東海・静岡工区の着工の遅れから2034年以降とされる全体開業への影響はない
JR東海は、リニア中央新幹線の愛知県春日井市で進められているトンネル工事について、当初の計画よりも約5年半遅れると発表しました。全体の開業への影響はないと説明しています。 JR東海によりますと、名古屋市と岐阜県可児市をつなぐ「第一中京圏トンネル」のうち、春日井市の「西尾工区」は約4.5キロを掘削する予定で7割ほどが完了しています。 しかし、残された区間で当初の想定よりももろい地質が確認されたことを受けて、掘削方法を見直したため、当初、9月30日までとしていた工期について2030年1月31日までと延長すると発表しました。 発表のタイミングについて、JR東海は「行程を精査・確認できたのがこの時期だった」と説明しています。 一方、静岡工区の着工の遅れから2034年以降とされるリニア中央新幹線の全体開業への影響はないとしています。