昨年度のいじめ認知件数 過去最多1万6000件超 横浜市教委
tvkニュース(テレビ神奈川)
横浜市教育委員会は、市立小・中学校の昨年度の「いじめ」の認知件数が、過去最多だったことを発表しました。 市教委のまとめによりますと昨年度、横浜市立の小中学校の「いじめ」の認知件数は過去最多の1万6714件で、前の年度に比べて3926件増えました。 増加の理由については新たな取り組みとしていじめの早期発見のために実施した記名式のアンケートなどをあげています。 また、いじめが原因で児童・生徒の心身などに重大な被害が生じた疑いがある「重大事態」と認定されたのは2件でした。 いじめの内容については小学校・中学校ともに「冷やかしやからかい」が最も多く、続いて、「ぶつかられたり、たたかれたり」となっています。 4年前に自殺した市立中学の女子生徒の対応をめぐっては、学校がいじめの被害を認知していたのにもかかわらず、市教委が報告書から「いじめ」の文言を削除するなどの問題が発覚していました。 これらを受け、市教委は再発防止策として、「自殺事案の調査への初動段階からの専門家の関与」や「速やかないじめ重大事態調査への実施」に取り組んでいるということです。
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