ウンダブがシュツットガルト残留希望を改めて表明 「僕のことを愛してくれている」
クラブ間交渉は今週半ばまで
ドイツ代表MFデニス・ウンダブの買い取りをめぐるブライトンとシュツットガルトの交渉は、依然として成立の目途が立っていない。 昨シーズン開幕前に1年間の期限付き移籍でブライトンからシュツットガルトに加入したウンダブは、ブンデスリーガでは30試合に出場して19ゴール10アシストを記録し、2位でシーズンを終えたシュツットガルトの躍進に大きく貢献した。 シュツットガルトとしては契約内容に買い取りオプションが含まれていることと、伊藤洋輝やセール・ギラシ、ヴァルデマール・アントンといった主力選手が相次いで移籍したことで、何としてもウンダブの獲得を実現させたい構えだが、その一方でブライトンも昨季の同選手の活躍を見て自チームに連れ戻したいと考えているため交渉は難航。ドイツ紙『Bild』によると、当初4日の夕方までと決めていた交渉期限を今週半ばまで延長し、両クラブは最後の話し合いを行うという。 こうした中、ウンダブはドイツ出身のプロボクサーであるアギト・カバイェルのユーチューブチャンネルに出演し、そこで以前から希望していたシュツットガルトへの残留を改めて口にした。 「去年僕が抜けたところ、つまりブライトンでは僕は正当な評価を受けていなかった。誰も僕に構ってくれなかった。シュツットガルトは必ず僕を獲得しようとしてくれているし、僕のことを愛してくれている。そういうことはブライトンでは一切なかった」 「シュツットガルトで僕は気分よくプレイできている。だから是非とも残りたいし、それが実現することを祈っている。今、彼らは毎日交渉を重ねている。それがどういうことになるのか、まあ見てみよう」 なお、『Bild』によると、シュツットガルトはウンダブの獲得に失敗した場合にはアダム・フロジェク(レヴァークーゼン)、アルノー・カリムエンド(レンヌ)を代役として検討していて、既に両者に接触を図っているという。 果たして残り数日間でウンダブをめぐる交渉はまとまるのだろうか。
構成/ザ・ワールド編集部