【NFL】成績不振の原因は自身の不調ではなく機会不足と主張する49ersのWRサミュエル
サンフランシスコ・49ersにとって厳しいシーズンが続く中、ワイドレシーバー(WR)ディーボ・サミュエルも数週間にわたって不振に陥っている。サミュエルは4試合続けてレシービングで25ヤード未満、スクリメージヤードで35ヤード未満という結果に終わっている。今シーズンに出場した12試合で、レシービングで100ヤード以上を記録したのは2回のみだ。
しかし、サミュエル本人は不調を否定している。
サミュエルは現地9日(月)、「不調なんかじゃない。ただボールが回ってきていないだけだ!!!」とSNSに投稿し、肩をすくめる絵文字を添えた。その投稿は後に削除されている。
サミュエルの1試合あたりのレシーブ回数(3.3)とターゲット数(5.33)は、キャリア最低ペースとなっている。
現在72回のタッチを記録しているサミュエルは、チーム内でランニングバック(RB)ジョーダン・メイソンの164回に次ぐ2位につけている。今シーズン、サミュエルは64回のターゲットでキャッチ40回、553ヤード、タッチダウン1回を挙げ、32回のランで92ヤードとタッチダウン1回を記録。サミュエルのキャッチ回数は、WRジャワン・ジェニングスの67回、タイトエンド(TE)ジョージ・キトルの56回に次ぐチーム3位となっている。
サミュエルのコメントは、重要な場面でクオーターバック(QB)ブロック・パーディがジェニングスを優先的にターゲットにしていることへの不満と受け取られる可能性もあるが、28歳のサミュエルは後の投稿で、チームメイトを批判する意図はないと主張した。
「自分の意見を言ったからって、チームメイトを批判しているわけじゃない!! 本当だ」とサミュエルは投稿し、さらにジェニングスを“頼れる仲間”と称えるコメントをリポストしている。
49ersは先週のシカゴ・ベアーズ戦で貴重な勝利を挙げたものの、サミュエルのパフォーマンスはキャッチ2回で22ヤード、ラン5回で13ヤードと控えめに終わった。それでも、木曜日にディビジョンライバルのロサンゼルス・ラムズと対戦する際、49ersにとってサミュエルのようなデュアルスレットプレーヤーの存在は欠かせない。『Next Gen Stats(ネクスト・ジェン・スタッツ)』によれば、この試合で敗れると49ersのプレーオフ進出確率は0%にまで下がるという。
なお、サミュエルは敗戦に終わったシーズン第3週のラムズ戦には出場していなかった。