男がゼニアについて知っておくべき5のコトとは?
ゼニアにおいて知っておくべきこと④「メンズファッションを現代に合わせて再定義」
2021年のリブランディングで大きく舵を切ったゼニアだが、その成功は前述のアーティスティック ディレクター アレッサンドロ・サルトリによるところが大きい。ゼニアと同じくトリヴェロ出身の彼はミラノのマランゴーニ学院でファッションデザインを学んだ後、ゼニアでキャリアを積む。そんな彼が2016年にブランド全体のアーティスティック ディレクターに就任した当時は、世界中の名だたるブランドが再編に取り組んでいた最中だった。目的は、増えすぎたブランドを統合し、よりコンセプトを明確にすること。 そして彼が提案したのが、ワン・ブランド、ワン・コレクション、ワン・スタイル、ワン・アイデンティティ、ワン・コミュニティ。複雑化し過ぎたシステムをシンプルにすることで、ブランド力を高めることに成功した。その結果生まれたコンセプトが、ラグジュアリーレジャーウェア。シャツジャケットやトリプルステッチ™︎スニーカーがそのアイコンで、最高品質の素材を使いながら、リラックスした雰囲気があり、それでいてテーラーメイドのような精密さを楽しませる。そのドレスとカジュアルの境を無くした提案は、今やファッション界全体のスタンダードとなっている。そんな本質をとらえながら時代感にフィットしたゼニアの提案は、トレンドだけに迎合することなく自分らしいオシャレを楽しませてくれるだろう。
ゼニアにおいて知っておくべきこと⑤「新たなる名作に見るゼニアのNOW」
ラグジュアリーレジャーウェアというコンセプトを、今シーズンは新作ジャケットの“イル コンテ”で表現する。オアジカシミヤコレクションの中核として登場したそのジャケットは、テーラードに基づきながらチョアジャケットの意匠を取り入れているのが特徴。さらにラペルはスタンドカラーとしても着られ、ポケットではレザーのアクセントを効かせる。ちなみにトップ画像でゼニアのグローバルアンバサダーをウー・レイと共に務めるマッツ・ミケルセンが着用しているのがこれ。もはやブランドのアイコンとなったシャツジャケットと共に、今後のゼニアを印象付けるアイテムとなりそうだ。
同じくブランドのアイコンであるトリプルステッチ™︎スニーカーにも新たな動きが。それがトリプルステッチ™︎ モンテ スニーカー。ステッチを3つのクロス状エラスティックバンドで表現したスニーカーに、氷上や雪上にも対応したハイパフォーマンスモデルが登場したのだ。アッパーを保護するラバーやグリップ力に優れたVibram®︎ Arctic Grip™︎ソールが、街だけでなく自然の中での散策を楽しませてくれる。様々なライフスタイルとマッチするこれらの提案は、人生をより豊かなものにしてくれそうだ。
OTOKOMAE