構想外のスターリング(C)Getty Images

チェルシーのエンツォ・マレスカ監督は、ラヒーム・スターリングが構想から外れていることを認めた。 2022年夏にマンチェスター・シティからチェルシーに加入したスターリング。ここまでの2シーズンで5名の指揮官の下でプレーする中、公式戦81試合でプレーして19ゴールを記録し、一時的に輝きを放つものの、ベストフォームには及ばないパフォーマンスに終始していた。 そして今夏、マウリシオ・ポチェッティーノ監督が退任し、マレスカ監督が就任すると、スターリングは厳しい状況に。ペドロ・ネトらを獲得する中、元イングランド代表FWは同指揮官の構想から外れ、0-2で敗れたマンチェスター・Cとのプレミアリーグ開幕節でベンチ外となり、22日のカンファレンスリーグのメンバーからも外れた。 カンファレンスリーグのセルヴェット戦を前にしたプレスカンファレンスでマレスカ監督は、スターリングと同じく去就が不透明であるベン・チルウェルについて「彼らは離れてトレーニングしている。彼ら2人の状況は極めて明白だ」と話し、両選手が戦力外であることを認めた。 「我々には大きなスカッドがあり、全員がプレー時間を得ることは不可能だ。プレー時間を探しているのなら、ここから離れることが彼らにとってより良いことだ。私は誠実であろうとしている。マンチェスター・シティ戦前にラヒームと話をして、彼にプレー時間を得ることに苦しむと伝えたし、これが彼をメンバー外にした理由だった」 「そして、チリー、彼は素晴らしい男だが、彼のポジションで苦しむことになると伝えた。残酷なことだって？いや、誠実になろうとしているだけだ。ラヒームが良くない選手であると言っているわけではない。しかし、私は異なるタイプのウインガーを好んでいる」 また、マレスカ監督は増加し続けるスカッドについて「我々が42人や43人のスカッドを抱えていると言いたいのかもしれないが、15人以上がチームから離れている。私は25人前後の選手たちと取り組んでいる。外部から見えているような混乱はない」と主張した。