ニコ・ウィリアムズ(C)Getty images

アトレティック・クルブに所属するスペイン代表FWニコ・ウィリアムズをめぐる争奪戦が激化しているようだ。『The Athletic』が報じた。 2023-24シーズンのラ・リーガで31試合5得点13アシストを記録したウィリアムズ。EURO2024においても決勝のイングランド代表戦で先制点を沈めるなど優勝の立役者の一人となり、同大会6試合2得点1アシストの活躍で大いに注目を集めた。 2024年夏の移籍市場でも注目株となっており、かねてよりバルセロナからの関心が報道。ジョアン・ラポルタ会長は『カタルーニャ ラジオ』にて、財政的にはウィリアムズのような選手を獲得できる状況だと強調していた。 しかし、今回の報道によれば、アーセナルとチェルシーがウィリアムズ争奪戦に参戦。移籍金5800万ユーロ（約100億円）で争われるとされており、バルセロナとしては手が出せないものになるとみられているようだ。特に、進行中の様々な契約上の複雑さを抱えているため、2024-25シーズンのラ・リーガへの選手登録問題にも直面する可能性があるという。 一方で、アーセナルもウィリアムズ獲得のためには居場所と資金を作るために選手を売却する必要があり、チェルシーも選手当人がラ・リーガで続行したい意思を示しているという認識から、現段階で大きく動くつもりはないとのこと。結論として、バルセロナ移籍の可能性は極めて低く、チャンスはチェルシーとアーセナルに絞られていると伝えられている。