【解説】徹底的な情報規制で“隠された大地震”南海トラフ「昭和東南海地震」から80年
■連続する大地震に備える「南海トラフ地震臨時情報」とは
巨大地震が立て続けにおこる可能性がある南海トラフ。こうしたなか作られたのが、「南海トラフ地震臨時情報」の制度です。巨大地震がおこる確率が普段より高まっているため、注意するよう呼びかけます。
地震の規模により出される情報にはいくつか種類があります。例えば「巨大地震警戒」が出された場合。地震がおこってからの津波避難で間に合わない地域では、1週間の事前避難が求められます。日頃の備えの見直しを促す「巨大地震注意」は今年8月、日向灘でおきた地震をうけて、初めて発表されました。 繰り返し大地震が発生している南海トラフ。前の地震=昭和東南海地震と南海地震から80年が経過します。いつ地震がおきてもおかしくないため、日頃から備えておくことが重要となります。