平本蓮がドーピング疑惑を完全否定「一切やっていない。自分からお願いしたような事実は全くない」血液検査や毛髪検査も辞さずの構え
そして「ただ、試合が終わって赤沢さんから電話が来たときに、それまで一度も僕たちの会話になかったステロイドという言葉や“ステ本蓮”と入ったメールが来て、何かモヤっとするものが自分のなかにもあった。8月20日に公開されたSNSを見て、そのときのモヤモヤが晴れたんですが、今でも思い出したくもないし、正直信じられませんでした。なにか特別な事情が赤沢さんのほうにあるんじゃないかと。本当に赤沢さんがあんな自分に電話で…、正直信じたくもないし今でも赤沢さんを正直心配している気持ちもあります」とここでも赤沢との電話のやり取りを明かしたうえで「そして、赤沢さんのXでの投稿でも“自分がRIZINの尿検査に引っ掛からないドーピングの仕方を教えてほしい”とか“せこいことをしても勝ちたい”などといったことを自分から提案したことは一切ありません。僕は勝負は正々堂々と戦ったし、この肉体はフィジカルトレーナーを信頼して、本当に死ぬ気で練習しました。普通じゃ考えられないくらいトレーニングして“そんなんで片づけられてたまるか”というくらい本当に努力しました。だから自分からそんなバカなことは、よりによって自分がずっと望んでいた朝倉未来選手との試合でそんなことをすることは一切ありません。検査結果はまだなのですが、僕は必ず白だと自分を信じているし検査結果は白だと思いますが、今はRIZINの検査結果を待ちたいと思います」と改めてドーピングを否定した。 RIZINの会見を前にこの日、会見を行ったことについては「検査結果の前に、自分の会見を開いて自分の声明を出したほうがいいと思った。なんですぐXで反論しないのかとも言われたが、あまりにも騒動が大きかったので、どういう状態なのか把握していなかったのでしっかり記者会見を開こうと思いました」と語った。
また会見に同席した吉野弦太弁護士が「SNSが拡散して、いろんな世界の人権問題がクローズアップするなかで、我々法律家としてもこのSNSの状況は看過できない、見過ごせない。それは平本選手のみならず対戦相手も含めて。検査結果が出てないこの段階で語れることに限界があるかもしれないけれど、平本選手が自らの口で、SNS対SNSでやるのではなく、報道機関の皆さんに集まっていただいて直接伝えたいという思いからこういう会見になった」と補足した。 ケガの回復のために打ったというドーピング違反に当たらない注射については「信頼しているフィジカルトレーナーから問題ないと言われて数回打った。その時は調べることもなく。アスリートとしてトレーナーからの指示とはいえ、自分自身で調べる必要があったと思うので、これからはその辺は丁寧にしたい。今後はそのようなことも発表していけたらいい」と反省の弁。 ネット上などで血液検査受けないと潔白の証明にはならないという言葉が出ていることについては「僕から“尿検査に出ないドーピングを教えて”と言ったことは一度もない。尿検査の結果とともに、怪しい点があるなら、血液検査などRIZINの指示に全て従う」と血液検査や毛髪検査などの要請があった場合は従う姿勢を見せた。 また、吉野氏は「少なくともそうした違反をしていないことの証明はドーピング検査の結果で行うことが世界のスタンダードなので、それが全てと判断している」とも語った。