「新人は早めに出勤」「土日出社が出世に影響」「上司は絶対」 職場の暗黙ルールに9割が違和感や疑問
みなさんの職場には、「納得がいかない」と思う暗黙ルールはありますか。パーソルキャリア株式会社(東京都千代田区)が運営する調査機関『Job総研』が実施した「職場の暗黙ルール」に関する調査によると、「納得いかない職場の暗黙ルールがある」と答えた人は全体の約9割におよぶことがわかりました。多くの人が「納得できない」と考えている職場の暗黙ルールにはどのようなことがあるのでしょうか。 【調査結果】職場に存在する「納得できない暗黙のルール」は? 調査は、同社が運営する匿名相談サービス『JobQ Town(ジョブキュータウン)』を利用する全国の20~50代の社会人男女805人を対象として、2024年10月にインターネットで実施されました。 調査の結果、全体の88.0%が「職場に納得できない暗黙ルールがある」と回答。具体的には、「上司の言うことが正しい」(40.2%)、「新人が〇〇をして当たり前」(29.5%)、「休日でも連絡を返す」(28.7%)といった回答が上位に並びました。 また、同調査において、回答者から寄せられた疑問のなかから「共感を集めた疑問」を見ると、「上司の考えに意見が言えない雰囲気があること」(40.2%)が最多となり、この疑問に対する回答の傾向は、大きく「上司に従う」「上司の考えの背景を知る」「上司を尊重し誠実に意見を伝える」「周囲の意見を知る」の4つに分類されました。 部下として、意見を言えない雰囲気に対する賛否はあるものの、「基本的には会社の方針なので従えば良い」「部下である自分には判断の権限がない」など、上司は会社の意思決定に基づいてチームに指示を出している可能性や、”上司・部下”という関係性を崩してしまうデメリットもあるとのことから、「上司に従う」声が顕著に見られました。 そのほかの疑問としては、「新人は定時より早めに出勤すること」(20.5%)、「土日出社が出世や昇給に影響すること」「仕事ができない上司のせいで残業が増え注意されること」(いずれも19.7%)などが挙げられたそうです。
まいどなニュース