なんちゃってセレブがSUPER GTへ! ニッサンGT500クラスの総監督へ表敬訪問とインタビューしてきたわよ~
ニッサンGT500クラス総監督の木賀新一氏にインタビュー
2023年から2024年の変更点は、環境コストの削減のため、使用タイヤの持ち込みセット数をドライ用(乾いた路面)、ウエット用(濡れた路面)それぞれ1セットずつ削減し、ドライ4セット、ウエット5セットに。また、2024年からGT500クラスはカーボンニュートラル燃料(CNF)「GTA R100」の仕様が義務付けられ、GT300クラスは今シーズンは合成燃料50%の「GTA R50」の使用が必須となっているわ。 2024年はレーシングドライバーもメーカーの垣根を超えた大シャッフルがあったけど、わたくしの周辺でもっともざわついたのは、日産のエンジンのエキスパート、パワートレイン・EV技術開発本部パワートレインエンジニアリングダイレクターの木賀新一さんがニッサンGT500クラスの総監督に就任したこと。木賀さんにはわたくしのYouTubeチャンネルにもよく出演していただいたり、ご本人が代表を務めていらっしゃる「日産名車再生クラブ」なども取材させていただいたりと日ごろからお世話になっているのよ~。というわけで、表敬訪問!? NISMO総監督用のモーターホームに向かうわよ~!
総監督ってどんなお仕事なの?
まず、そもそも「総監督」とは、どんなお仕事なのかしら? 木賀さんに伺ったわ。 「GT500に日産は全4チームが参戦していますが、それぞれのチームに監督がいるので、各チームの調整をします。具体的にはピットストップのタイミングとか。GTのマシンはNISMOがエンジンを設計していますので、それらのとりまとめなどです」 ふむふむ。まさか木賀さんが、総監督に就任されるとは思いませんでしたが、ご本人的には? 「本人が一番驚いています(笑)。NISMO事業部のモータースポーツに携わる話は聞いていましたが、具体的には聞いておらず……。名刺をもらった時に“総監督”と書かれていて、初めて知りました(笑)」 そんなことがあったのですね。率直にどう思いました? 「新しいチャレンジとしてはとてもやり甲斐のある仕事だと思います。できるかどうかはわかりませんが、チャレンジするだけでも価値は十分ある仕事だと思います。エンジニアにとっては、短いサイクルでまずかったところを直してすぐ結果が出る、というのはプレッシャーはありますが、いい刺激になります。 自動車の開発は長いスパンで行いますが、レースは圧倒的に短いサイクルで変わっていきます。レースでは想定通りではないことや設計通りではないことが起こります。レースは相手があるものなので。今後が楽しみです」 日産チームをどう思いましたか? 「レースのマシンなどに関しては勉強中ですが、チームのメカニックやエンジニアの能力が凄いです。練習走行で、少し想定と違うことが起こると練習期間中に変更を加え、最終的には予選でいいタイムが取れるように修正をかけるんですよ!」 と大興奮!
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