マダニ感染症で男性死亡 兵庫県内2例目、致死率は10～30％ 龍野健康福祉事務所管内
兵庫県疾病対策課は２２日、龍野健康福祉事務所管内（たつの、宍粟市、太子、佐用町）の８０代男性が、マダニが媒介するウイルス性感染症「重症熱性血小板減少症候群」（ＳＦＴＳ）に感染し、同日死亡したと発表した。ＳＦＴＳによる死亡は県内で２０１３年以来、２例目。 【写真】マダニ対策としてアウトドアで話題の虫除け…トコジラミにも役立つ！？ 虫対策を製薬会社に聞いた 同課によると、男性は今月１２日から発熱や喉の痛みがあり、１７日に医療機関を受診。１８日に救急搬送されて入院し、ＰＣＲ検査で陽性が判明した。 同課によると、ＳＦＴＳはマダニにかまれることで感染し、人から人への感染はほぼない。潜伏期間は６日～２週間程度で致死率は１０～３０％とされる。マダニの活動期は春から秋といい、同課は草むらに入る際は肌の露出を減らすよう注意を呼びかけている。（金 慶順）
