【続報】中学生殺傷事件 店員は刺された男子生徒の悲鳴を聞いて凶器に気付いたか
テレQ(TVQ九州放送)
北九州市小倉南区徳力のファストフード店で、14日夜に発生した中学生殺傷事件。警察によりますと、中学3年生の2人を刃物のような物で刺して逃げた男は、店内の防犯カメラの解析で黄色っぽいサンダルを履いていたことが分かっています。警察への目撃情報は、事件発生後の午後10時過ぎ現場近くの自動車販売店の店先に、不審な男がいたという情報など、不審者に関する情報が複数寄せられていて事件との関連があるかどうかを調べています。事件は14日午後8時半ごろ、北九州市小倉南区にあるマクドナルド322徳力店で中学3年生の中島咲彩さんと男子生徒が、男に刃物のような物で腹などを刺され、中島さんが死亡し、男子生徒がけがをしたものです。警察は男が強い殺意を持って2人を襲ったとみていて殺人と殺人未遂の疑いで捜査しています。店に入ってきた男が2人を刺して店の外に出るまでわずか30秒足らずの犯行。店員たちは、刺された男子生徒の悲鳴を聞いて、凶器を持っている男がいることに気付いたとみられています。2人はふいに襲われた可能性が高いということです。亡くなった中島咲彩さん。同級生らは、「いつもにこにこしていて、柔らかな雰囲気のある子」だったといいます。「中島さんにトラブルなんて絶対ない」という声も聞かれました。 記者 「中学生死傷事件を受け、警察がモノレールの利用者に対し、注意を呼び掛けています」 容疑者の男は逃走を続けていて、警察は、小倉南区を中心に北九州地区のパトロールを強化。1日当たり、130人から150人の警察官を増員し、夜間や登下校の警戒に当たっています。事件から3日、地域の不安は広がり続けています。
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