「ホタル」から「常緑樹」まで… 専門家が解説する、わたしたちの「人との関わり方」4つのタイプとは(海外)
ホタル(Firefly):時間を置いて深い会話をしたい
夜に消える前に明るく燃えるホタルのように、このタイプの人は深い付き合いを好むが、ひとりの時間も必要とする。 キラム氏自身も「ホタル」だと言う。 1対1でも、少人数のグループでも「友人や家族と深い会話をするのが好きです」とキラム氏は話している。ただ、ひとりで充電する時間も必要だという。
常緑樹(Evergreen):心を開くプロ
常緑樹は季節に限らず、一年中青々としているのと同じように、「常緑樹」タイプの人は「頻繁な交流を好み、深い付き合いを好む」とキラム氏は説明している。 このタイプの人々は一見すると、「チョウ」に思えるかもしれない。ただ、キラム氏によると、"どのような会話をしているか"によって違いが分かるという。キラム氏の著書に出てくるテイラーさんという女性は、親しい友人や家族といった「深いつながりのある人たちとの付き合いこそを心から楽しみ、充実感を覚える」タイプだ。「常緑樹」は、親友や親に毎日電話をかけるようなタイプの人たちだ。
社交スタイルは柔軟に
キラム氏によると、1つの完璧なスタイルというものは存在せず、それぞれに長所と短所がある。つまり、「わたしたち1人1人にとって、最終的に何がベストなのか探るために、自分にとって心地良さそうな場所から踏み出していくことに価値がある」という。 例えば、「壁の花」や「ホタル」のような内向的なタイプの人は、もう少し積極的に人付き合いをするよう自分を追い込むことがプラスになるとキラム氏はアドバイスしている。「ホタル」を自認するキラム氏は、「わたしが人生で最も有意義なつながりを感じたのは、普段よりも積極的に人付き合いをした時だった」と語っている。 一方、「常緑樹」や「チョウ」のような外向的な社交スタイルの人は、「自分自身とのつながりを養い、ひとりの時間も大切にする」よう心がけるといいとキラム氏はアドバイスしている。そうすることで、「最も重要な人間関係を深めることができる」という。
Julia Pugachevsky