社会人ラグビー「大分クラブ」全国大会出場へ “二足のわらじ” 目指すはベスト4入り
大分県内の社会人で構成するラグビーチームが全国大会にのぞみます。創設3年目でベスト4入りを目指す選手たちの姿を追いました。 【写真を見る】社会人ラグビー「大分クラブ」全国大会出場へ “二足のわらじ” 目指すはベスト4入り 平日の夜、大分市のグラウンドで練習に励むのは社会人チームの「大分ラグビーフットボールクラブ」。年齢は19歳から46歳までと幅広く、35人が所属。明大や京産大、佐賀工業高校出身者のほか、トップリーグで活躍した選手もいます。週に3日、仕事後の練習で汗を流しています。 (大山伸晃代表)「フォワードは第1列も体が大きい選手が多いですし、2列目・3列目もフィジカルがある選手が多いので、あたりと走力の部分で負けない自信があります」 創設されて3年目のチームですが、去年1月に行われた全国クラブラグビーフットボール大会でベスト8に進出。秋から冬にかけては実業団の強豪が集まる九州トップクラブリーグを全勝で優勝し、2度目の全国大会出場を決めました。全国ベスト4を目標に、1月21日に初戦を控えています。 チームをまとめるのはキャプテンの村上圭汰選手(27)。ポジションはスタンドオフで大分舞鶴高校時代には花園でベスト16に進出した経験があり、試合では司令塔としてゲームメイクします。 (村上圭汰主将)「きょうは試合前なので息上げのフィットネスとチーム全体の合わせ、試合中に何をするかっていうのをみんなで確認する練習をしました。仕事との両立は本当にきついですけど、こうやってみんなと楽しく練習できて、いい環境だと思います」 チームの持ち味は堅い守備から攻撃につなげ素早いパスでトライまでつなげる突破力。中でもチーム躍進の鍵を握るのはロックの有馬顕人選手(28)です。大分雄城台高校出身で花園出場をかけた大分舞鶴との県大会決勝ではトライを決める活躍を見せました。現在は大分市内の中学校で教諭として働きながらチームを支えます。 (有馬顕人選手)「ラインアウトでしっかりボールを獲得することと、ボールを持って前に進むことが特徴です。去年全国大会で悔しい思いをしたので、今年はいい結果を出して、いい形で終わりたい」
初戦の相手は前年、日本一となった東京の「ハーキュリーズ」。強敵との対戦を前に選手たちのモチベーションは高まっています。 (村上圭汰主将)「試合慣れもどんどんしているので、全国の舞台も2回目ということで、去年よりはいいプレーができると思います。楽しむっていうところをみんなで意識しながらチャレンジャーとしてがんばりたい」 限られた時間で練習を積み重ねてきた「大分ラグビーフットボールクラブ」。社会人との“二足のわらじ”で全国大会へ挑みます。
大分放送