愛知県、ステーションAiをお披露目 開業時700社が入居
愛知県が31日に開業を予定する日本最大級のスタートアップ支援拠点「ステーションAi(エーアイ)」(名古屋市昭和区)が1日、報道陣向けに公開された。開業時にはスタートアップ500社、トヨタ自動車やアオキスーパーなどのパートナー企業200社が入居予定だ。入居率は現時点で約70%と好調で、開業時からにぎわいそうだ。 内覧会の冒頭、大村秀章知事は「ここを常にイベントが行われるような場所にして、日本のスタートアップをどんどん押し上げていきたい」とあいさつした。 続いてステーションAiの整備・運営事業を担うソフトバンク子会社、STATION Ai(本社名古屋市)の佐橋宏隆社長が「スタートアップと協業するために国内外から多くの企業が集積するアジアのオープンイノベーションの聖地と言われる状況を目指す」と意気込みを語った。 ステーションAiは地上7階建てで、延べ床面積は約2万3千平方メートル。1、2、7階は一般開放ゾーン。インド料理や和食など計8店の飲食店や起業希望者を支援する場所、イベントスペース、宿泊施設などがある。
会員専用ゾーンには、月額契約のコワーキング席や個室、無料で利用できるイベントスペースなど充実したオフィスエリアを備える。また、時間貸しで工作機械や3Dプリンターを利用し、試作品の加工が行える「テックラボ」やフィットネスジムを整備している。